【梨泰院クラス】若者の反乱が始まる。あなたは信念を貫けますか？

主人公・セロイは父・ソンヨルの会社が支援する孤児院へ行きスアと出会う。国内最大外食企業・長家で働く父の転勤に伴い転校したセロイは初日に、クラスメートを虐める長家の息子を殴ってしまう。校長室にセロイの父・ソンヨル、セロイ、長家の会長、息子が呼ばれる。怒る長家の会長に「自分は間違っていないから謝らない。」というセロイを見て父・ソンヨルは会長に退社宣言をする。その後、父子で店を出すため準備を進めるが買い出しに行った父・ソンヨルがひき逃げされ亡くなる。途方に暮れるセロイだったが犯人が長家の息子・グンウォンだと知り病院まで駆けつけ暴行する。

長家の息子・グンウォンを殺そうとするがオ刑事が駆けつけ銃を突きつける。自暴自棄になるセロイだったがスアが説得し逮捕される。その後、拘置所に入り殺人未遂で懲役３年が言い渡される。退院した長家の息子・グンウォンは会長である父に、自分の罪を認めセロイを釈放するよう頼むが拒否される。

数年後、セロイは出所し梨泰院に「タンバム」という小さい店をオープンさせる。従業員のスングォンとヒョニと奮闘するが客が入らず…。そんな時、未成年のイソとグンスが来店して酒を飲み警察が突入する。

「タンバム」は２ヶ月の営業停止処分となる。自分を責める従業員・スングォンにセロイは「過ぎたことだ。」、「足りないものを埋められるチャンスだと思う。」という。その頃、イソはセロイが気になり始める。しかしスアが「セロイは私のことが好き。」と宣戦布告する。

セロイのことが気になるイソは大学に合格したが行かず「タンバム」で働くことを決意をする。しかしセロイは人件費が大変だと断る。説得しマネージャーとして採用され、内装やメニューなど全てを変え初日の売上は最高記録となる。仕事終わりにイソとグンスとスングォンはナイトクラブへ行く。
そこで偶然遭遇したのは女装したヒョニ。ヒョニがトランスジェンダーであることを告白するが偏見を持つイソ。しかしセロイはヒョニを信じ、守る。

親から反対されたイソは家を追い出される。そんな時、偶然ジョギング中のセロイと会う。セロイはイソの隣にあるスーツケースを見て「何があった？」と問いかける。「お母さんを泣かせた。」というイソにセロイは「お前が必要だ」という。イソは「必ず長家以上のフランチャイズ会社にするんでしょ。必ず一緒に夢を叶えよう」という。

突然、「タンバム」に長家・会長が来店する。長家の株を買ったセロイの意図を探るが「利潤を追求するだけ」と短く答えるセロイ。会長は「何をしても無理だ。諦めて適当に生きろ」と忠告するがセロイは「無理だ」と答える。

長家・会長が「タンバム」のビルを買ったことにより移転を余儀なくされる。怒りが爆発したイソは気軽に氷を借りにくるスアや一緒に働く長家の次男グンスが気に入らないことを言う。仲間を大事にするセロイはイソの言葉を聞き、カッとなり大声を出してしまう。怒るセロイにイソは悲しむ。

セロイは「タンバム」を法人化することを決意。
皆で会社名を話し合い”梨泰院クラス”が最有力候補に上がり満足するセロイ。しかし「地域名を入れるのは限定的で狭く見せる可能性がある」とイソが意見し、ヒョニがスペルの略字にすることを提案。その結果セロイは”株式会社IC”にすることを決め、従業員に「君たちは株式会社ICの創設メンバーだ」と宣言する。イソは長家の会長からスカウトされていたが断っていた。

ここから長家に向けたセロイの反撃が本格的に始まる。
長家の長男・グンウォンはイソをスカウトするが過去にセロイの父・ソンヨルをひき逃げしたことを自白してしまう。イソが録音していたためその録音ファイルとオ刑事の自首で長家の長男・グンウォンは逮捕される。息子を捨てる選択をした長家・会長の策略でセロイの計画は失敗するがセロイは長家・会長に「次はあなたの番だ」と宣戦布告。

イソに恋する長家の次男・グンスが突然、退職を決意する。
イソは「今まで空気も読まずに堪えていたのになぜ今更辞めるの？」と聞くがグンスは「お前のせいだ」と告白。退職理由を気にするセロイにグンスは「これまで生きてきて何かを望んだことはなかった。でもセロイさんの生き方が刺激的だった」と明かす。自分で変わろうとするグンスをみてセロイは応援するため退職を受け入れる。

「タンバム」に投資される予定だった100億ウォンが急に撤回され、ブランド懇談会は大パニックになる。長家・会長の仕業とわかりセロイは怒りをあらわにするが長家・会長からの預かり物を届けに現場にいたスアは耐えきれず「復讐も憎悪も捨てて私のところにきて、幸せになろうよ」という。そのタイミングでイソから謝罪の電話がくる。セロイは「全てを背負うな、俺を信じろ、俺はその程度では倒れない」と伝える。そばで聞いていたスアは泣き崩れる。その後、イソはセロイと会い「好きになるななんて言わないで、私の気持ちは私の物だから」という。セロイが投資をお願いしていたおばあさんは番組で優勝したら投資すると約束する。ここからセロイの気持ちはスアとイソの間で揺れる…。

番組出演の直前、長家で働き出したグンスの仕業でヒョニがトランスジェンダーであることがマスコミに公開される。傷付くヒョニだったが仲間を想い、そして立ち上がる。番組では見事、優勝し泣きながらセロイたちと喜び合った。「タンバム」が優勝したことによりおばあさんから100億ウォンの投資を受けることが決まる。

スアはセロイの気持ちが前と違うことに気付き始める。そんな時、株主総会の直前にイソが過労で倒れる。イソの頑張りも虚しく社外理事案は否決される。イソへの気持ちに気付いたセロイは病院に駆けつけるが偶然グンスと会い素直に気持ちを打ち明ける。携帯にイソが誘拐されたことを知らせるメールが届き書かれた住所に向かうが現場に着くとグンスも追いかけて来ていた。そしてイソを誘拐した犯人はグンウォンだった。車がグンスに向かってくるがセロイがグンスを庇い、車に轢かれ意識を失う。

イソとグンスが監禁される。グンウォンは逮捕されたのはイソのせいだというがグンスが反論する。怒り狂うグンウォンは裏組織に金を渡し、セロイとイソを殺そうとするが失敗する。病院で意識が戻らないセロイ。監禁されているイソとグンスは脱出を試みる。

セロイが目を覚ましすぐ長家・会長のもとへ行くとひざまずきグンウォンの居場所を聞く。その後、セロイとスングォンはイソたちのもとへ助けに向かう。そしてイソに愛してると伝え抱きしめる。その後、ボロボロになった長家・会長が「タンバム」を訪れセロイにひざまずく。